第19話
たまには音楽の話題を。
先週のレコードストアデイで限定発売された、Bill Evans / Evans in England。
未発表音源だそうで、2LP、ブックレットも充実。
これは買いかな、と調べていたのだが…
値段を見てびっくり、7700円くらい。二枚組だとしても異常に高い。
”小売店舗を活性化、フィジカルメディアを手にするよろこびや音楽の楽しさを共有する、年に一度の祭典です。”
そうですか。
神奈川県は割とよく行くレコードショップがあったりするんだけれど、参加店はほぼタワーレコード(←僕の大嫌いなレコードショップ!)とディスクユニオン…。
何だか悲しくなるね。
ライトなリスナーが喜びを知る機会なんてこれじゃ絶対生まれなくて、コアなリスナーがコレクション魂を刺激されて、しぶしぶ高い金を払わされるお祭り。
埃まみれのヴァイナルを箱から救い出すことが大好きな僕は、レコードストアデイで嘘みたいに吊り上げられた悪意のある値段のピカピカなレコードには興味がどうしても生まれない。
僕が好きなのはかび臭いあのスリーブとヴァイナル、針を落とした時の歴史が刻まれていることを実感するプチプチノイズなんだな。
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先日ディスクユニオンに行ったら、昨年のレコードストアデイの売れ残りが大量に並んでいて、色々な限定版が非常に安価で買えたんだよね、そういえば。
レコードがブーム…ホントなの?
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