第3話

よく寝た日の、気だるく重たい朝が好きだ。

そういう朝は、僕が寝ている間に世界が一度崩壊して再構築したのではないか?というくらい決まって静かで、穏やかな光に包まれている。

 

熟睡しきった脳は自己の存在を忘れていて、徐々に自分という意識を思い出し世界に復活していく…その生ぬるい沼から這い出るヌメっとした感覚。

 

好きです。朝の沼。

アサヌマだけにね。

 

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