第14話

どうでもよい話を今日もまた。

 

天才とは、なんだと思いますか?

この言葉に踊らされ、絶望したりすがったりしますよね。

 

パッと思いつく世で言われている天才は、商業的に成功した人ばかり。それが生前でも、死後でも。

 

楽ですよね、誰かを持ち上げて周りにいれば自然と恩恵が受けられる、そういう世界。

 

たまにそういう人のインタビューを見ると、がっかりしてしまったりします。

 

解が"天才だ。"と決まっているので、ただひたすら小難しいことばで答え合わせをするだけの広告みたいな文章。やたら大きいコートと少し丈が短くて太いズボンをはいてるドヤ顔の写真付き。

 

面白い数学の難問を誰でもわかるよう簡単に明確にスカッと解決!みたいなインタビューを期待した僕がバカだったと萎えることの連続。

 

それにしても…ものさしが知名度でしかない人の多さに、ちょっと辟易しませんか?

 

そんなことをぼんやり考えていたら、しょうもないことを思い出したので綴ります。

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以前、クラブでとあるDJが偉そうにしていました。初めて会った僕に対しても、高圧的でとても下品で知性を感じない人だったんですが。

 

なので僕は、露骨に嫌な顔をしていたところ、助さん格さんポジションの取り巻きが、「この人はヨーロッパでも評価されている天才で…」と前口上を延々と語り出したので僕は失笑してしまいました。

 

ヨーロッパで評価されたら天才なのか、それじゃ天才は何人いるんだろう、世の中に?なんでそんな日本は難易度ノーマルで、ヨーロッパはそれより上みたいな凝り固まった考えのもと知りもしない人に偉そうにできるのか?と。

 

僕は少しからかってやろうと思い「そんなこというなら、僕も天才ですよ。多少映像で評価されているし、自分に対して自信もありますよ。」と返したのですが、

 

その"偉大なる天才"DJは「本当に凄い奴は謙虚だ。お前はニセモノ。大したことない。わからないだろうな?若いから。」

 

と驚きの返答。

 

その図々しさに呆れかえりました。

透けて見える俺は評価されているから真の天才だ、と言わんばかりの横暴な振る舞い。

 

まわりの「偉い人につっかかるんじゃないよ、小僧。」という冷たい視線と、取り巻きだから俺たちも偉そうにしていいんだという腐った空気。

 

僕はその人がなにで評価されているかも知らないし、向こうも知らないはず。

 

存在しない名刺交換を無理やりさせられ、何故かカードバトルで負けたかのような言われよう。

 

見る目が失われ、聞く耳も失くして脳が考えることをやめた人たち…口のみで生きる人間になってしまうんだ、いやだなあー、こわいなー。

 

その人は一晩中、"天才"としてその夜の王様を演じ切っていましたとさ。

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今思い出すだけでもクソな三文芝居ですね。

僕にとってはバカの動物園だったので、ある意味楽しめました。ありがとうございました。

 

 

 

いいたいことを忘れてしまった。

まあいいか。あ、そうそう。

昨日、桜の木にハート見つけたよ。

 

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天才でしょ?

 

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